公開日:2018年10月01日
【ベーシックコース サンプル問題 問1】
「身体活動・運動」不足に関して、不適切な説明はどれでしょうか。
1.生活習慣病を招く、皮下脂肪型肥満になりやすい。
2.認知症やうつ病の発症率が増える。
3.非感染症の病気による死亡を招く危険因子トップ3である。
4.ロコモティブシンドロームを招きやすい。
正解はこちら
【ベーシックコース サンプル問題 問2】
体に必要なミネラルの一種〔 〕は、ナトリウムの排出を促がす作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節する上で重要な栄養素です。〔 〕は野菜や果物に多く含まれ、血圧を下げる働きがあります。しかし、日本人の1日の摂取量は、全ての世代で不足しています。次のうち、〔 〕にあてはまる語として、正しいものはどれでしょうか。
1.カルシウム
2.マグネシウム
3.鉄
4.カリウム
正解はこちら
【エキスパートコース サンプル問題 問1】
運動やトレーニングを効果的に行うにあたっては「特異性の原理」という専門的な考え方がある。「特異性の原理」について説明した次の文のうち、誤っているものはどれか。
1.ある程度の負荷を体に与えないと、運動の効果は得られない。
2.短距離走に必要な筋力をつけても、長距離走のタイムは早くならない。
3.高齢者が、高負荷なトレーニングを行えば、かえってけがのリスクが高くなる。
4.脚のトレーニングをすれば脚のパフォーマンスは高まるが、腕のパフォーマンスは向上しない。
正解はこちら
【ベーシックコース サンプル問題 問1の答え】
正解:1
解説:ポッコリとしたおなかが特徴の内臓脂肪型肥満です。
認知症やうつ病の発症率は、「身体活動・運動量」が多いほど下がり、座って行う作業やテレビの鑑賞時間が長いほど増えることがわかっています。
日本人のリスク要因別の関連死亡者数(男女計)の1位は「喫煙」、2位「高血圧」で、3位が「身体活動・運動不足」です。
体を動かさないと、生活習慣病が発症しやすくなるだけでなく、「骨粗しょう症」や転倒、骨折も起こりやすくなります。ロコモティブシンドロームとは、運動器の障害により移動機能が低下した状態のことをいいます。(公式テキスト P66)
【ベーシックコース サンプル問題 問2の答え】
正解:4
解説:カリウムは余分な塩分の排出を促すので、高血圧予防に役立ちます。1日の目標摂取量は男性3,000mg、女性2,600mgですが、現状の平均は2,200mgしか摂取しておらず、もっと野菜や果物を多く食べるよう心がけましょう。(公式テキストp42)
【エキスパートコース サンプル問題 問1の答え】
正解:1
解説:厚生労働省「e-ヘルスネット 情報提供」では、運動プログラム作成の原理原則として3つの原理を掲げていますが、そのうち、運動中のエネルギーの使われ方や筋肉の活動の仕方と関係する能力が増加することを、「特異性の原理」と言います。選択肢①は「過負荷の原理」の説明にあたります。
健康の維持や病気の予防を目的に運動を行うときには、特異性を考慮して運動の種類や強度を設定する必要があります。(公式テキストp73、e-ヘルスネット 情報提供)