
『【健検】はドラマだ! 健検“ちょっといい話” 大募集』の受賞作発表
2026年4月1日に設立10周年を迎える当協会の記念事業として作品を公募した『【健検】はドラマだ! 健検“ちょっといい話” 大募集』は、全体で「(A)実体験エピソード(ノンフィクション)部門」26作品、「(B)未来創作シナリオ(フィクション)部門」9作品のエントリーをいただき、3名の審査員による最終審査を経て、この度以下のとおり受賞作を決定いたしました。
<受 賞 作 一 覧>

<受 賞 作 の ご 紹 介>
◆「(A)実体験エピソード(ノンフィクション)部門」
<最優秀賞>
「思いもしなかった、健康取り組みからの書籍掲載」 パナソニックITS株式会社 布 弘志 様

勤務先の会社が健康経営の一環で健康部会を立ち上げた。マラソンを趣味とする私は「健康意識が高いよね?」とメンバー選出され、健康状態の見える化リーダーとなった。とは言え素人…、知識を得るために健康マスター検定を取得。学びの中で健康リテラシー、健康寿命から正しい情報の見極めと自分の健康状態を知ることが重要と理解した。全社員と共有したい!と健康豆知識発行、健検取得推進、体組成計設置を行い、更に意識定着に向けた健康ポイント導入に取り組んだ。その成果もあり会社は健康経営優良法人ホワイト500を取得、健康部会は社内MVP賞を受賞した。そして驚いたことに会社の健康取り組みが書籍で紹介となり、私も掲載された。
<優秀賞>
「健検公式テキスト活用で広がった市民健康講演」 廣谷 芳彦 様

地域住民を対象に健康講座では、最初は薬剤師の経験と幅広い知識を生かして病気の原因と治療法などを中心に講演を行っていましたが、受講生からは評判は良くありませんでした。病気の話よりも簡単な方法で病気にならない健康法を教えて欲しいとの要望が多く聞かれた。受講生は私の講義に満足していなかったことに気づき衝撃を受けました。
そこで、病気にならない方法として、体の不調にいち早く気付き、セルフケアを行えば病気への不安が解消すると考え、そのための教材として、健検公式テキストが、未病の段階からの健康づくりに最適の本だと改めて気づき、以後講演で使用させて頂いています。これが好評で講演依頼がかなり増えました。
「社会的信用と仕事のフィールドを上げる健康マスター検定」 健康マネジメントスクール 水野 雅浩 様 (※ペンネーム)
健康経営に取り組む企業との商談の場で健康マスター検定で学んだ知識を紹介したところ、幹部や社員を対象とした「仕事のパフォーマンスを高める食事マネジメント研修」の講師依頼を受注。分かりやすさが評価されグループ各社の幹部向けに研修を実施しました。
その実績が評価され、出版社から執筆依頼をいただき『集中メシ』が2025年10月に出版予定です。
健検で得たエビデンスに基づく知識を分かりやすく伝える力は、社会的信頼を証明し、仕事のフィールドを広げてくれると強く実感しています。今後もビジネスパーソンのヘルスリテラシーとパフォーマンス向上に貢献していきたいと考えています。
「健康マスターの知識 活きてます!」 ロート製薬㈱ 藤田 雅 様
製薬会社に勤めながらも健康の基本は薬に頼る事ではないので、ヘルスケアについて学びを深めたいと思い健康マスター・エキスパートの資格を取りました。また、個人としても「私たちの健康は私たちの手で」を合言葉に食生活改善推進員(ヘルスメイト)として活動しており、おやこの食育教室やカルシウムたっぷりメニューの考案などもしてきました。今年度は健康マスター・エキスパートの資格更新の勉強をしましたが、ヘルスメイトとして自分自身や家族・地域の方の日々の栄養・運動・休養を考える上でも、【健研】の知識は大いに役立っています。他のヘルスメイトにも受験を薦めてみようと思います。
◆「(B)未来創作シナリオ(フィクション)部門」
<最優秀賞>
「未来の未来子さん」 ロイヤル健康保険組合 鈴木 博子 様
「未来子さん、あなたが若いころ働いていた会社がニュースになってるわよ!」 そういわれて私は目の前のモニターに目をやった。2075年の今、日本の人口も半分以上が高齢者だ。そんな中、後期高齢者である75歳以上の人々に明らかな変化が見られたという。健康で元気一杯なのだ。マイナ保険証ができて50数年、全国の市区町村でデータをたどったところ、そのほとんどがとある企業の退職者であることがわかった。私が勤めていた会社だ。私は思い返した。健康マスター普及認定講師として、「人生は100年時代よ!将来は元気な高齢者になって日本を支えて行きましょう!」と啓蒙していた日々を。「従業員には収入とやりがいを,会社は大切な人財の確保を、そして社会には明るい未来のモデルを!」と経営層に強く訴え続けてきたことを。
ニュースはこう続けていた。「この企業の退職者たちの医療費はかなり低いことがわかりました。つまり、健康なんです。また、各市区町村でその技術や経験を活かして社会参加をなさっています。この方たちのおかげで休耕田もなくなり、木々の伐採や植林も継続できています。日本の食料自給率もなんと80%を超えています!この企業の取組みモデルを日本の人生120年時代プロジェクトモデルとして取り入れてはどうでしょう。現場からは以上です」思い出にひたる私に従業員たちが声をあげた。「未来子社長、112歳おめでとう!」まだまだ私も現役だ。
<優秀賞>
「遺伝に勝つ! 命の戦略!」 高城 健志 様 (※ペンネーム)
がん家族の中で唯一生き残った私は、深夜まで本の執筆に追われ、疲れ果てて机の上で眠りに落ちた。――目が覚めると、健康マスターの私は、中学校の教壇に立ち、2年生に保健体育「がん・生活習慣病予防」の授業を行っていた。今では全国の中学、高校で1万人の健康マスターが教壇に立つ。国はがん教育を受けていない親に、子供から伝える戦略だ。
――場面が一転。私は中小メーカーの社長で健康経営を推進中。健康経営優良法人取得のため健康施策を次々展開。①健康マスター受験料の会社補助②合格者を健康経営のキーマンに位置づけ、本社、各工場に配置③彼らには「がん予防等」の社内研修、禁煙対策の指導等、健康施策の推進を図らせた。結果、大量の健康マスターが誕生、健康経営の推進役は、ヘルスリテラシーの向上、生活習慣病激減、喫煙率低下、残業時間の大幅減をもたらし、一方、生産性は30%アップ、会社の業績は大きく伸びた。国は健康マスターと健康経営は車の両輪だ、相乗効果で中小企業の業績アップと国民の健康アップが叶うと判断。今では健康マスターが日本の経済力回復の原動力となっている。ただ、「肺ガンになって死んでもいい」豪語しながら煙草をスパスパ。まだ健康無関心者が残っている。やはり、他人事ではなく、自分事と捉えるきっかけ作りが必要だ、どうする?
――そこで目が覚めた。「遺伝に勝つ!命の戦略!」この本を完成させるしかない!
「健康マスターの役割の未来」 川関 雅文 様
20XX年。
人間の寿命と健康寿命の年齢差はますます開く一方だ。国は、改善施策として国民が「かかりつけ医」ならぬ「かかりつけ健康マスター」を持つことを権利として与えられた。
これに伴い、健康マスターは国家資格となり、健康維持・疾病予防推進の一翼を担う機関の職員として活動が開始された。これは、そんな日々における健康マスターの1日のストーリー。
朝6時に起床。生活のリズムは、健康マスターである自分自身のセルフマネジメントによるものである。起床状態、健康状態はパーソナルAIアシスタントに管理され、異常が検知された場合はかかりつけ健康マスターに通知される。緊急の場合は、かかりつけ医にも通知される仕組みだ。かかりつけ健康マスターは、医療行為は行わないが、自らが受け持つメンバーに対してのフォローアップを行うのが仕事である。
朝8時前後に出勤する。フルリモート勤務であるため、決まったオフィスはない。多くの場合は、一般的となったワーキングスペースへ向かう。向かう途中には、定期的に受け持つメンバーとオンラインでのショートディスカッションを行い、メンバーの健康維持に関してのモチベーション啓発活動を行う。
夕刻、勤務時間を終えたころ、AIアシスタントから、かかりつけ健康マスターのセカンドオピニオンのオファーがあるとの通知。先方とは健康マスター機関認定の健康チェック施設付属のレストランが予約され、そこで話を聴く予定だ。
協会設立10周年記念『【健検】はドラマだ! 健検“ちょっといい話” 大募集』
健康マスター検定協会は、2026年4月1日に設立10周年を迎えます。これまで10万人を超える皆さまに【健検/日本健康マスター検定】を受検していただき、のべ約6万人の「健康マスター」が誕生、ここで学んだ健康知識、ヘルスリテラシーや資格を活かし、自分、家族のヘルスケア活動や社会の様々なフィールドで“健康”に関わる活動に取り組んでいる方が多くいらっしゃいます。そこで皆さんが抱く熱き思いや努力、行動、挑戦から様々な“ドラマ”が生まれているのではないでしょうか?
そこでこの度当協会は、この10年近くの活動の総括をすべく、皆さまが「健康マスター」になったり「健検」受検を一つのきっかけにして取り組んできたことで生まれた、あるいは“もし「健康マスター」になってこんなことをしたら、こんな面白いことになった”という夢物語から生まれる“ちょっといい話”を募集します。
「健検」ロゴに記載しているタグラインもこの度「for well-being 学びと資格、その先へ。」に変更しましたが、まさに【健検】に合格して得られるヘルスリテラシーと「健康マスター」の資格を活かし、その後何にチャレンジするかが大切なテーマであり、当協会としてもさらにそのご支援もしていきたいと考えております。
そして、ここで集まる“ちょっといい話”を、広く発信、共有していくことで、今後の「健康マスター」の活動や取組みの参考モデルにしていただき、「健康マスター」の輪をさらに広げていきたいと考えます。
また、最優秀作品をもとに、【健検】の広告も制作する予定です。皆さまからのご応募を心よりお待ちしております。
募集要項
〔主催〕 健康マスター検定協会(一般社団法人日本健康生活推進協会)
〔趣旨・目的〕
【健検】、【健康マスター】を通じて得られる“学びと資格”の価値を高め、その活用事例や未来への夢を共有することで、【健検】、【健康マスター】の普及、価値向上を目指します。
〔募集カテゴリー〕 (A) 実体験エピソード(ノンフィクション)部門 (B) 未来創作シナリオ(フィクション)部門
〔応募期間〕 8月1日(金)~9月30 日(火) ※締切日を延長しました。
〔応募方法〕
以下の「応募シート」に、必要事項と作品をご記入の上参考データと共に「健検はドラマだ!応募」とタイトルに記載し、info@kenken.or.jp までメールにてエントリーをお願いします。
〔各募集カテゴリーの応募対象、内容〕
(A)実体験エピソード(ノンフィクション)部門 ー 募集対象=健康マスター(有資格者)、【健検】合格経験者
・過去【健検】に合格し、ヘルスケアのついての学びや「健康マスター」資格を活かして様々な場面(職場、地域、学校など)で実際に活動、活躍してきた実体験に基づくエピソードを募集。
・活動の経緯、内容、結果・成果などを具体的に盛り込んで記載、応募。
・「応募シート」に記載しメールにてエントリー。(300字以内、参考資料としてSNS、ブログ等のURL、写真データ添付可。)
(B)未来創作シナリオ(フィクション)部門 ー 募集対象=一般、【健検】受検経験者
・【健検】に合格して「健康マスター」になり、“こんな夢をカタチにできた”“こんな活動にチャレンジしたら、こんな凄いことまで起きた”、“自分が変わり、職場、地域もこんなに変えられた”など、 実体験には必ずしも拘らない、 「健康マスター」として成し遂げてみたい将来の夢や成果を盛り込んだ、【健検】の活用価値を高めるような未来創作シナリオを募集。
・「応募シート」に記載しメールにてエントリー。(600字以内、文章のみ。)
募集概要


