【Healthy Ageingの社会実装を目指して】
〜笑顔と健幸プロジェクト(前編)〜
みなさん初めまして。健康マスター推進リーダーの北野克宣と申します。私は地域で生活習慣病を中心とした内科診療に加え、産業医や学校医をしております。また、百年健幸の国づくりへの貢献を目指して始めた『笑顔と健幸プロジェクト』を通じて、WHOの提唱する Healthy Ageing(以下、“健康な高齢化”)を地域レベルで社会実装する活動に取り組んでおり、健康マスターオブザイヤー2021地域部門大賞をいただきました1)。
“健康な高齢化”は、私たちが健康マスターとして活動する上で、また第2次公式テキスト『100年ヘルスケアバイブルⅠ・Ⅱ』を十全に活用する上での羅針盤になると考えます。
『健康な高齢化の10年(Decade of Healthy Ageing 2020-2030)』2)は、WHOの高齢化と健康に関する世界戦略の第2次行動計画であり、国連マドリード国際高齢化行動計画を発展させるとともに、誰もが取り残されることなく、全ての人間が尊厳と平等の中で自分の潜在能力を発揮する機会を持つという世界的な誓約である『持続可能な開発のための国連アジェンダ2030』と持続可能な開発目標(SDGs)の時期に合わせて策定されています3)。
この計画を推進させるための一環で、世界をより良い高齢化社会へ変革するリーダーとして、世界各国から50名が選出され、日本からは神奈川県の黒岩知事が選出されました4)。
そこでまず、“健康な高齢化”に関して神奈川県の関連サイト5)の資料から一部改変引用する形で前編、後編に分けてご紹介したいと思います。
スライド1
スライド2
後半では、“健康な高齢化”とライフコースとの関わりについて触れたいと思います。
参照資料
1)100年ヘルスケアバイブルⅡ(107頁)、https:
2) https://japan-who.or.jp/news-report/2201-19/
3) https://japan-who.or.jp/about/sdgs-who/
4) https://japan-who.or.jp/news-releases/2209-42/
5) https://www.pref.kanagawa.jp/documents/31207/decadeofhealthyageing_jp.pdf
北野克宣(きたの かつのり)
医療法人菅井内科 副院長/抗加齢・生活習慣病センター長
医師/産業医/医学博士(金沢大学)
健康マスター推進リーダー/健康マスターエキスパート・普及認定講師
日本抗加齢医学会 評議員/アンチエイジングドック推進委員
学会認定専門医(総合内科、循環器、禁煙、抗加齢医学)
日本臨床コーチング協会認定コーチ
NPO法人 禁煙推進の会えひめ 理事
日本笑い学会 笑いの講師団 “笑顔と健幸の伝道師”
日本臨床栄養協会認定NR・サプリメントアドバイザー
日本ポジティブ心理学協会認定ポジティブ心理学プラクティショナー
ラフターヨガ・インターナショナル・ユニバーシティー認定笑いヨガリーダー
日本ヨガメディカル協会認定マインドフルネスヨガセラピー指導士/セラピスト